2023年7月

日本海ドームシティプロジェクト「新潟市民の会」 設立のあいさつ

2014(平成26)年、アベノミクス成長戦略の一環として「NPB(日本野球機構)16球団構想」が発表され、その翌年に新潟市、静岡市、松山市、沖縄県の4自治体によって協議会が設立されました。特に新潟市は、2017年6月市議会で「球団の誘致は経済活性化や交流人口拡大が期待できる。積極的に取り組みたい」答弁している。
そして、2021(令和3)年6月には、新潟県でのNPBプロ野球球団の誕生によって「ドームシティ」の実現を目指す、「日本海ドームシティプロジェクト」が立ち上がりました。
その後、賛同署名活動を続ける中で、2022(令和4)年10月2日に「野球日本伝来150年を日米で祝う会in新潟」が開催され、多くの市民の方々から「エコスタジアム新潟」にお集まりいただき、より実現の機運が高まってまいりました。
その開会式挨拶の中で、中原市長より「関係者が一丸となって新潟市にNPB新球団を誕生させるために尽力いただきたい。期待している。との言葉を頂きました。
また、2022年1月に亡くなられた漫画家の水島新司さんは、遺作となった「ドカベン・ドリームトーナメント編」(2012~18年雑誌連載)において、この新潟市の地に、新プロ野球球団「新潟ドルフィンズ」の誕生を描いておられます。多くのOB選手の方々からも、水島さんのご功績に感謝するとともに、そのご遺志を引き継ぎたいとの強い意向が示されました。
こうした経緯の中で、この度新たに市民が一丸になって、新潟市にNPB加盟球団誕生と日本海ドームシティの実現を目指す、標記「新潟市民の会」を立ち上げることといたしました。このプロジェクトが実現すれば、新潟市の交流人口の拡大は確実で、人口減少対策にもなり、そして大きな経済効果を生み、新潟市の価値を高め、市民が心豊かに暮らせる、持続可能な明るい未来づくりへとつながるだけでなく、緊急時の避難場所・情報発信基地等、全国的な人命保護の役割を果たす重要拠点となります。
その中で、2期目をむかえた中原市長は、2022年9月に『公約集※注1』を発表しました。ここに掲げられた「3つの決意」と「5つの柱」と「10の約束」には、市長の強い決意と決断を感じます。これをもとに、「2023年度に始まる新潟市の最上位計画(23~30年の次期総合計画※注2)を、計画期間後の将来、特に高齢者人口がピークを迎える2040年頃に想定される変化、課題まで見据えたことなどを念頭におき、市民にとってわかりやすい計画となるよう策定を進める」と市長は説明しています。
NPB加盟球団誕生とドームシティ構想を戦略として、5年、10年、20年、30年、50年後のグランドデザインを、是非とも中原市長に描いてもらい、市長を信じて、新潟の明るい未来を市民一緒につくっていきたいと思います。
新潟市にNPB新球団を誘致して、是非ともドームシティを実現させるため、市民に広く呼びかけ、多くの賛同と署名のご協力をいただけるよう、ここに「新潟市民の会」を設立いたします。

日本海ドームシティプロジェクト「新潟市民の会」
実行委員会実行委員長 伊藤  肇 

注1)https://yaichi.jp/seisaku/

注2)https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/seisaku/seisaku/sogo/sogokeikaku2030/index.html